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周囲が結果を理解して

医者

優先順位の決定

うつ病のタイプによっては、周囲から見ると元気そうで、家でも好きなことをしている、食事もいつもと変わらないなどの状況からその診断に対して疑問を抱かれることも多いです。特に子どもや若者世代のうつ病に多く家族から理解を得られないこともあります。人の内面というのは外から見ているだけでは判らないもので、診断した医師から説明を長時間受けてようやく納得するケースもあります。一方で、子どもの場合、親が診断結果を聞き、子どもには内緒にしていることも多いです。もし、子どもに自分は病気なのかと聞かれたら、いつもと違う状態は病気だと考えればいいと嘘をつくことなく伝えるのが正解です。その上で、風邪と同じようにいずれは治ることをしっかりと伝え、現状ではゆっくりと休養して、治療することの大切さを伝えるようにします。また、対人関係に敏感になり、相手のことを嫌ったり、自分のことを何か言われていると言い出したりすることがあります。基本的にうつ病では不安が強く、友達が一番大切と考えている年代は特に対人関係を気にすることが多いです。無理に人との交流はさせずに回避的に過ごさせることが大事になります。安定した生活環境の中で過ごさせ、乗り切ることが重要です。また、こちらから状況を聞くのではなく、本人から話をさせるように持っていくようにします。治療を行う上で周囲の協力はとても重要なポイントなので理解を深めることが大事です。診断に基づいて、たとえば人間関係に悩んでいる上でうつ病を発症したようなら人間関係療法、切迫しているような状況であれば必ずうつ病は改善できるといった説明や病気への理解を深める心理教育などの治療法が選択されます。また、一過性かは抜きにして、自信がなく不安が強いことにより発症したと診断されれば、自尊感情を高める治療プログラムをスタートする流れです。加えて、不安が一目で緊張しやすいという不安であればおりをみて、自律訓練法を併用することも可能です。さらに、通勤や通学が可能な場合でも、少ししか職場や校内にとどまることができないケースでは、苦痛を和らげることができる抗不安薬を朝に服用することもあります。加えて、物事をマイナス方向に考えやすい時には認知行動療法も効果的です。このようにして、すべき内容や方向性がきまったところで、それを治療の対象とするのか、それとも後回しにするのかという優先順位が決められていきます。そして、最初に計画した治療方針が本人にとって受け入れられるものかということが検討されることになります。初回の診断により大きな治療方針を計画することはできますが、定期的な診察において別の課題が大事と判断されれば優先順位が後だったものを先に行うこともあります。